長持ちさせる襖張替えの方法
長持ちさせる襖張替えの方法
襖張替えは手間がかかりますので、一度作業をしたらできるだけ長持ちさせたいと考えます。長持ちの方法として覚えておきたいのが、張り替えた後に防水スプレーを吹きかけておくことです。劣化の主な原因になっているのが湿気であり、ふすまは湿気をよく吸い取るようなものですのでダメージを受けやすくなっています。しかし、作業の後に防水スプレーを吹きかければ湿気から守ることができますし、汚れや誇りによる影響も受けにくくなりますのでお勧めです。
また、油分を防ぐ効果もあるため、手垢のような汚れも防ぐことができます。たった一つのグッズで長持ちさせるのですから、襖張替えを行ったら忘れずに使用しましょう。吹きかける時の注意事項としては、屋内で行うのは危険ですので、屋外に出てまんべんなく吹き付けるようにすることが大切です。特に手でよく触れる部分にしっかりと吹き付けておくと、日常生活の中で使用する際に劣化を防ぐことができます。
襖張替えに適したタイミングや時期とはいつか
襖張替え時期の目安は、大体10年に1度程度です。しかし使用する環境によっては劣化が早まる事もありますし、何かしらの原因で汚れたり破れたりした場合も張替える必要があります。
では具体的にどういう時がタイミングなのか詳しく見ていきましょう。まず経年劣化によって寿命を迎えた時です。いくらきれいに使っていたとしても10年経てばそれなりに汚れてきます。その為目立つ汚れがなかったとしても、10年のタイミングで交換する人は多いです。
またタバコの煙によるヤニ汚れや、食べ物や飲み物のシミがついてしまった時もタイミングとしては適しています。他にも小さな子供やペット等によってはがされたり破れてしまった時も交換する必要があります。
それから来客の予定がある時も襖張替えのタイミングです。例えば正月やお盆、お祭りや冠婚葬祭といった時に襖の見栄えを気にして交換する人は少なくありません。
では具体的に季節の時期としてはどういう時が適しているのかというと、一番良いのは梅雨時です。何故なら湿気があると襖紙は伸びやすく、張替えやすいからです。また夏も梅雨までではありませんが、湿気が多いので交換するのに適しています。他の季節の時でも、雨が降っている時を選ぶと湿気があって良いです。
湿気がある時に張替えると、乾いた時に紙が伸びてハリが出て、きれいに仕上がります。